「ゼラルダと人喰い鬼」
表紙は人喰い鬼とゼラルダのツーショット。前回の絵本に出ていた胸像(?)はこの女のコです。何があったかはわかりませんが。
人喰い鬼を恐れ街の人々は子供を隠し、おなかをすかせる人喰い鬼。
そんな中、郊外に何も知らないお百姓のお父さんとゼラルダがいました。ゼラルダのお父さんがゼラルダの作ったりんごだんごを食べ過ぎて動けないとかどうでも良い理由で代わりに街の市場に出かけるゼラルダ。
どんなお話の悪者でもそれなりに罰を受ける流れが普通だと思うのですが、この絵本はちょっと違いました。 この人喰い鬼は朝ご飯に子供を食べるのが大好きって言うくらいなので結構やらかしちゃってるかと思うのですが、因果応報とはならないのがこの絵本の面白いところだと思います。最終的にどうなるのかは是非読んでみてください。
怖ーい鬼に勝つには武力とかではないのです。ゼラルダの優しさと女子力なのです。
特に大好きだったのはお料理のページ!
子供の頃、料理や食べ物に興味を持つきっかけになったかも知れません。模写してたくさん紙に描いていました。未知の料理への興味がいまだに湧いてきます。不思議です。
もう一つのお気に入りはたくさん描かれている、動物たち。
とってもカワイイ目をしているので密かに注目です。
お気に入りの絵本です。
- ゼラルダと人喰い鬼
絵: トミー・ウンゲラー
出版社: 評論社
発売日: 1977/09
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