2014/04/13

養老天命反転地へ行ってきました。


B級スポット好きは絶対好きなところ養老天命反転地!知ってます?
これより不思議なテーマパークをみたことがあるだろうか、私はない!
忘れないように書かないと〜と思いつつ、はや2年が立ちそうなので月日が流れるのは早いです。
岐阜県の養老天命反地へ行ってきました。


養老の滝の近くにあるこの施設は、美術家である荒川修作氏とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の構想による庭園なんだそうです。
Bスポ好きには有名かもしれません。


2両編成の養老鉄道養老線の養老駅から歩いていける養老天命反転地。
駅にはおびただしい数のひょうたんがぶら下がっています。
人も少ないし、すごく昭和な香りの駅です。

ちょっと迷って養老天命反転地に到着!平日だったせいか人がほとんどいません。
入場券を買ってさっそく中へ。


いきなり謎の建物がいくつもあります。この感じ、期待していた通り!

すぐにでも走り回って見てまわりたいけどトイレに行きたくなってしまいまして…まずはトイレへ。そしたらトイレもこんなんなってました。

(左)トイレの個室がちょっと覗いてます (右)どっちが上なのか下なのか…上下対象の建物

天井からは自然光が入り、迷路っぽくて夏なので蒸し暑く、白昼夢のようです。

「昆虫山脈」

こんな岩を根性で登ると、頂上に井戸があります。水を求めて岩を登るというところを昆虫に見立てているとかなんとか。昆虫の気持ちになれます。結構キツイ。
ジーパンとスニーカーで来て正解!
降りるのが思ったより怖いので気をつけましょう。


「極限で似るものの家」 

中でもここが一番怖かった場所。屋根が岐阜の形をしていて、ベッド、トイレ、テーブル、椅子などの家具が壁に埋め込まれている建物(パビリオン)です。

「ここを自分の家だと思う事」…みたいなことが説明に書いてあったと思います。
昔聞いた四次元の怖い話で、瞬間移動してきたら壁に埋まってしまった話を思い出します。
さらにそこから伊藤潤二さんの漫画で、壁に人が埋まってしまう話「押切異談・壁」が脳内で再生されてブルブル…!

パンフレットと比べると木が生い茂っています。夏だから?
ほとんど森だよ!建物が見えない!
生い茂っているのでわかりにくいですが全体的に見るとすり鉢状で大きな円の中に建物が点在している作りで、中心に向かって下り坂になっています。

その円形のフチ。細い道をどんどん進みます。
途中、緑色のドームの中はトンネルみたいになっているのですが、そこで頭を打ってしまいました。油断は禁物です。

道がだんだん細くなるのでこちらでは伊藤潤二先生の「阿彌殻断層」をちょっと連想しました。
どこに向かうのかと思いきや、結構進んだところで行き止まりだと…!?
人ひとり歩けるギリギリの幅なのですれ違う時が大変です。

「想像のへそ」

「後ろ向きに歩くこと」と書いてあります。そんなことしたら危ないよ!
ここも、壁に家具が埋まってる作りの建物でした。
周りがジャングルすぎるよー。

「陥入膜の径」


ナナメににょっきり生えています。廃墟っぽい不思議な感じがグッときます。
ここまでたどり着くのが結構大変でした。
高低差のある、生い茂る草木をかき分けて、道無き道を登ったり下ったり。

他にも「もののあわれ変容器」とか「切り閉じの間」とか興味深い建物がありましたよ!
なんだかおなかいっぱいになって写真撮らなかったけど。

全体的に夏の白昼夢だったかのような施設でした。
人も少なくてのんびり散策を楽しめたけど、平衡感覚がおかしくなるようなところばかりで、出口あたりでやっと平らな地面を歩くことができて少しほっとしました。

こんな夢のある場所、小学生の頃に来たかったなぁ!
養老天命反転地

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