東京であの禁断の植物を合法的に栽培しているところがあるんです。
どうしても本物を見ておかないといけないとチャンスをうかがっていました。
あの禁断の植物とは…?
これです、ケシの花。かわいい顔して、大麻とモルヒネの原料になる、まさに毒にも薬にもなるヤバいやつです。「犬神家の一族」でも毒薬に使われていました。
一般には栽培が禁止されていて、故意に栽培しているのが見つかると警察に捕まってしまう代物です。厳重に二重に柵がされているけど、カメラねじこんで撮りました。
(左)ケシ (右)ヒナゲシ&ポピー |
近くにはポピーも植えてあるので、見比べてみるとわかりやすいかも。
ケシの花の方がポピーより大きくて背が高いかな?オバケポピーって感じ。
比率が一緒じゃないからわかんないですよねー。ですよね…。
わかりずらいので、東京都健康安全研究センターのサイトに見分け方がくわしく書いてあります。
5月半ばがオススメ。人も少ないしのんびりできますよ♪
他の場所にも一面に薬草が植えてあります。
薬草の名前の下に効能が書いてあるのが読んでいて楽しい。
漢方や薬草や、月桂樹やローズマリーなどのハーブ類も豊富です。
インフルエンザの薬で有名なタミフルも植物の成分のお薬なんだそうですよ。
気になっていた有毒植物コーナーにも入ってみました
スイセン、サフラン、クリスマスローズ、彼岸花、すずらん…など知ってる植物いっぱいです。アレンジに使う花もちらほら。常に危険と隣り合わせだったなんて!嘔吐、下痢、痙攣、しびれ、心臓が止まるなど苦しみのバリエーションも様々です。
生けた水を飲んだりしなければ大丈夫です。
写真はヤマトリカブト。色んな食べられる植物に似ているので山とかで出会いたくない植物です。
ヤマトリカブトの毒性についてはこちら
食べると嘔吐・呼吸困難、臓器不全などから死に至ることもある。経皮吸収・経粘膜吸収され、経口から摂取後数十秒で死亡する即効性がある。半数至死量は0.2~1グラム。トリカブトによる死因は、心室細動ないし心停止である。下痢は普通見られない。特異的療法も解毒剤もないが、各地の医療機関で中毒の治療研究が行われている。(wikiより)
解毒剤もなく、数十秒で死んでしまうなんて恐ろしすぎる…。
他にもドクニンジン、青いケシなどが危険すぎて隔離されています。
普段見ることができない激レア毒性植物はもちろんのこと、役に立っている植物がいっぱいで勉強になる薬用植物園はオススメです。