2013/08/12

スイスの公用語はどうなってるかという話とヘルベチカ
Official language swizerland and Helvetica.

Logo der Schweizerischen Eidgenossenschaft
スイスという国はドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインに囲まれた海に接していない国で、公用語は4種類。ドイツ語、フランス語、イタリア語、スイス独自のロマンシュ語が話されています。

ロマンシュ語はアルプス北山麓の渓谷地とかの限られた場所でしかもう使う人がいなくなっちゃって、使う人が高齢化してるとかもあって無くなりそう!これはまずいと焦ってスイスの学校とかでも授業で教え始めてるんです。頑張れ!消えるなロマンシュ語!

氷河特急に乗った時にロマンシュ語の駅名などがあったけど、「あ、これロマンシュ語だ!」とかっていうのは私にはよくわからなかったなぁ。人が話しているのを聞いてもドイツ語かフランス語かイタリア語かは響きでなんとなくわかるけど、ロマンシュ語は言われてもわからないと思う。

どんな感じの言語かというと、ちょっとイタリア語に近いらしいですよ。
イタリア語がわかれば何を言っているのか何となくわかるような感じだそうです。

ちなみに、ドイツ語は独特のスイス訛があるらしいので、スイスでドイツ語を勉強しちゃうとドイツではすごーくなまったドイツ語だなぁと思われちゃうらしいので注意。

それにしても、日本の九州くらいの大きさの国で4つの言語が使われているなんてカオス!
さらに、英語は割と普通に通じるのですねスイスの人。
ということは、えっ、5カ国語?!

日本人は子供の頃から英語の勉強をやっているけどほとんどの人があんまりモノにできない民族ですけど、スイスに住む人の頭の中はどうなっているんですか。

スイス人の中でもイタリア系とかドイツ系とかいくつか系統があるらしくて、地域によって言語が違うんです。ちょっとした対立心みたいなのもあったりするよう で、イタリア系の人はドイツ系の人をハムと言い、逆にイタリア系の人はドイツ系の人にズッキーニと言われてたりするみたいです。

お互いに食べ物に例えちゃうところが微笑ましいではないですか。


Helveticaについて


スイスは4つの共用語があるので、紙幣には4つの言語で"スイス"と書かれているのです。
でも、硬貨とか切手とか小さいものには4つも文字を入れてらんないってんで、ラテン語一つで Helvetia 書かれていることがあります。スイスの意味なんですよ。
Helvetiaといえば世界中で愛されてるっつう、あなたも私もよく聞くフォントの名前ですね。
サン・セリフ体であんまりクセがなくて使いやすくて好きです。

小さくしても読みやすいし。ウェイトもバリエーション豊富で、愛されているヘルベチカ。出版、印刷関係には欠かせない存在だしWebでもしょっちゅう使います。
スイスではこんな風に標識にも使われているので、よく見かけますね。他にも色んなものに使われてます。
それにしてもこの標識は狭い通りにあるので車ぶつけられてベコベコになっていました。
壁も破壊されてるし、家の人が気の毒。

Pangramm de Helvetica
標識、ヘルベチカで書いてもスタンダードでなんかかっこよいね。
調べたらJRも小田急電鉄も西武鉄道とかもHelvetiaを使ってるみたいです。

ちょっと勉強になったかも。
Categories:

0 コメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...